憂国 patriotically-minded man

 金融国家という選択肢も間違いではないが、
そういう国では、中流階級が乏しく、
一部の金持ちと、大多数の低所得者という構成となる。
なぜならば、金融は、雇用を生み出さないからである。
日本は、どこへ行くのか。

憂国 patriotically-minded man 2005 12 23

 何度も何度も書いていますが、
人間に一生があるように、国家にも一生があるのです。
「農業国家→教育国家→工業国家→金融国家→観光国家」。
 かつて、日本では、総合商社ですら、「虚業」と言われたのです。
それは、工業国家日本としての誇りが、そう言わせたのでしょう。
 世界を見渡せば、
「製造業が衰え、典型的な金融国家になってしまった国」があり、
あるいは、「現在進行形で、金融国家になりつつある国」もあります。
 日本も、金融国家になってしまうのか。
いや、日本は、金融国家にもなれないでしょう。
世界に、金融国家は、そんなに必要ないし、
金融国家にも、「定員」というものがあるでしょう。
 日本は、あの花火のように燃え尽きて終わるのか。
ああ日本よ、右翼でなくても、憂国という言葉を使いたくなる。
 日本には、「憂国の士」は、いなくなってしまったのか。
サムライの国と呼ばれたのは、もはや昔になってしまったのか。













































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